謎の害虫?

みなさん、こんにちは。

前回のブログでお知らせしたとおり、今年の桑果実も無事に終了しました。春と秋の年2回収穫を行いましたが、いずれも豊作で昨年度の2倍以上の収量が得られました。

しかし、今年はやっかいな問題も起こりました。これまで見られなかった新たな害虫の発生です。夏頃から次の画像のように、枝の先端付近の葉が縮れ、頂芽の生育が鈍って腋芽が発芽するという現象があちこちの桑畑で見られました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葉が縮れている枝の先端付近をよく観察すると、次の画像の左側のように白い綿状の物質が付着しており、その中に昆虫の一種とおぼしき小さな生物の存在が多数認められました。さらに被害が重くなると、右側の画像のように縮れた葉が脱落してしまいます。

 

病害虫防除の専門機関に問い合わせたところ、「パパイヤコナカイガラムシ」ではないかとのことでした。この害虫は名前に「パパイヤ」が入っていますが、それだけではなく桑を始めとする多くの植物に寄生するようです。

また、「カイガラムシ」ではありますが、貝殻のような皮膜を被ることはありません。次の画像は雌成虫、と言ってもダンゴムシを小さくしたような形で、体長はわずか数㎜です。左側の綿のような分泌物の中に卵が入っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現時点では食用の桑に登録のある殺虫剤はなく、9月以降もこの害虫の発生は一向に衰える気配がみられなかったため、これは一大事と危惧しておりました。

ところが、10月下旬になって大逆転がありました。台風の来襲です。強い雨と風で枝の先端に付着していた虫と綿状の分泌物はほとんど脱落してくれました。当面はひと安心です。来年はカイガラムシを捕食するテントウムシ類などの天敵が増えて、被害が収まってくれることを期待しています。

 

今回の花画像はトックリキワタです。ピンクの艶やかな花が、沖縄にももうすぐ冬がやってくることを知らせてくれます。

 

Mr. Kuwa